サニーとセミと、命の時間

 2025年7月17日

ベランダにセミがやってきました。窓越しにサニーがそれを見つけて、じーっと動かず、吠えもせずにただ見つめていました。仰向けに倒れていたので、もう命を終えたのかな…と思ってそっと触れてみると、足がかすかに動いていて、まだ生きていることがわかりました。セミは、地中で5~7年を過ごし、地上に出てからはわずか1〜2週間(長くても1か月)でその生涯を終えます。その姿に「はかない命」と感じるのは、人間の勝手な見方なのかもしれません。私たちは、つい「目に見える時間」にばかり価値を置いてしまいがちですが、本当に「生きている」というのは、誰にも見られていない時間にも続いている営みなのだと思います。セミにとっては、地中の時間も、地上の時間も、どちらも同じように大切な「命の時間」。そして最後に、地上という舞台で鳴き声を響かせながら、その生を終える――それは、なんとも美しい生き方のようにも思えてきます。サニーは、そんなセミを見ながら、何を思っていたのでしょう。……いや、何も思っていないかもしれませんね(笑)。

外に何かいるぞ。。。

セミがあおむけに!ダイジョブか!そこは暑いぞ!

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